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こささ歯科こども矯正クリニック

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NEWS

2021.08.17

舌小帯放っておいても大丈夫?

みなさん,こんにちは!

京都市北区、北山の小佐々歯科診療所の小佐々康です?‍⚕️

以前にこんな質問をいただきました

この子の舌が下に引っ張られていて,舌小帯っていうんですか?なんか舌足らずなような気がしてきて…放っておいて良いんでしょうか?

というものです

話す、食べる、そして顎の成長や呼吸に関しても、舌はすごく重要な体の一部です?

舌の下についているひだのような部分を「舌小帯」と言います

これが太く、短くついていると舌の動きが悪くなる可能性があります。

いつ処置をするべきなのか?という問いにははっきりと述べることが難しいテーマです

今回はそんな舌小帯について少しお話ししていきたいと思います。

舌小帯って?

舌小帯とは、舌の下についているひだのことです。

これが太く、短くついていると、舌の運動が妨げられる可能性があります

それは舌が下顎に「すごく短いヒモで首輪を付けられている」というイメージ

いっぱい動きたいけど、いつも引っ張られて動き回れない犬のような感じです 

舌は日常生活でいろんな機能を担っているのですが、そんな舌が十分に動けなければどうなるでしょうか

食事の時に舌がなければ、食べ物を動かすことができないですし、飲み込むこともできません

話す時も舌を動かさないでするなんてできないですよね。いっこく堂さんみたいな腹話術の方でもくちびるは動いてないけど、中で舌はものすごく動いているでしょう!(見たことはない)

そして舌は噛み合わせにも非常に影響します。

詳しくはこちらを参考にしてください

【すごく重要】歯並びをみる4つのポイント

他にも舌の機能はもっとたくさんあります!

運動が制限されると、その機能にも制限を受け、正常に機能しなくなる可能性があるということです。

しかし、この舌小帯は初めはしっかりと太くついていても、その後にたくさん舌を使っていると、舌の成長や体の発育とともに、だんだんと退縮していくことも確かです。

この生理的な発達過程が、何らかの原因で障害されると、ずっと太く残ってしまい、機能に影響を及ぼす可能性があります。

ではどこまでが経過を見ていって、どこまでが処置をすべきなのでしょうか?

いつ処置すべき?

これは、申し訳ありません、その子を見て、いろいろと診断して総合的に判断する他ないです。

私が見ている子でも、太くなっていても不自由なく生活できている子はたくさんいます。

なので、「あれ、この子舌の下のひだが太い(短い)?」と思ったら一度小児歯科で診てもらいましょう

こんな時は処置を検討すべきという目安だけここで述べさせていただきます

授乳に問題がある時

舌の動きが制限されていれば、乳首をうまく押し上げることができず、上手に飲み込むことができなくなる可能性があります。

これは上唇小帯(上の前歯あたりとくちびるとを繋ぐ筋)が原因のこともありますが、こちらが原因だと、上唇が上がらないので母乳をうまくくわえることができません。

授乳に問題がある時は、まずは助産師さんにご相談ください。

授乳時の姿勢や抱っこの仕方など、授乳をしやすい環境を作ってあげることが先決です。

それでも授乳がうまくできない場合は舌小帯の切除を検討した方が良いでしょう

発音・発語に異常がある時

「舌足らず」の言葉のように、舌がうまく使えないと発音・発語にも影響は出てきます。

しかし、これもまずは訓練からスタートしていくべきです。

単に舌小帯が問題というわけではなく、舌の筋力が弱いことも考えられます。

なので、このパターンもまずは小児歯科医に相談してみてください

いきなり切るわけではなく、まずはトレーニングからなのね

やってみよう舌の運動!

授乳で問題があるような0〜1才の子は客観的な専門分野での判断が必要ですが、2才以降になってくるといろんな舌の動かし方が自分でできるようになってきます

なので、「舌をたくさん動かす」ことを意識してみてください

おすすめの方法をいくつかご紹介させていただきます

まず超基本、「よく噛む」

これはもう絶対に実践してもらいたいです

噛むのと舌は関係あるの?

大大大大アリまくりです!

まず噛むとその刺激により唾液が出ます。それを飲み込むことで舌を動かします。

そして噛むごとにお口の中の食べ物を舌を使っていろいろ動かすので、舌は噛めば噛むほどたくさん動きます。

そして噛むことは咀嚼筋(噛む筋肉)を鍛えることができ、顎骨の成長を促進してくれますし、嚥下(飲み込み)の機能を高めてくれます

噛むことは口腔の成長発育に直結するので、良いこと満載です!!

1口30回を目指してご飯をよく噛むように教えてあげてください。

ポッピング

舌を上顎に吸い付けて、離すと同時に「ポンっ」と鳴らします

やり方は舌を上顎にべちゃーっと付けて、一気に離します

できれば大きくお口を開けながらすると舌小帯がしっかり伸びます

少し舌を上につけた状態でキープさせてから鳴らすと、なお良い思います?

にらめっこ

「にらめっこしましょ、わろたら負けよ、あっぷっぷ」

その時に舌を出したり、口を思いっきり動かしたりで思いっきり変顔をする

昔の人はこうやって遊びながら口腔機能を高めていました

このような昔の遊びが本当に理にかなっているなと勉強すればするほどそう思います

昔はこのような「口遊び」がたくさんありました

これは是非遊びながらお子さんとやってみてください

「どっちが舌を前に出せるか勝負よ〜」と挑発するのも良いかもしれません。笑

あいうべ体操

これは耳鼻科の先生が考案されたお口の体操です。

思いっきり

「あ〜」

「い〜」

「う〜」

「べ〜」ここでおもいっきり舌を前に出す

これだけです

これを1日に何回もする!(1日30回推奨されていました)

これでお口周りの筋肉も、舌も鍛えられて、舌小帯もストレッチできます。

これなら簡単にできそうね

他にもいろんな運動があります!

もし詳しく知りたいという方はお近くの小児歯科医を訪ねてみてください!

メッセージを残していただいたり、お問い合わせフォームから連絡をいただければ、僕の方でもお伝えできます?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ちょっと断定できないテーマなので、もやもやされた方がいらっしゃるかと思います。

しかし、舌小帯も「予防」です!

上に書いてあるような日頃の運動が舌の動きをよくしてくれますし、口腔機能の発達にも繋がります。

日頃から軟らかいものばかりで、噛む筋肉も、舌の筋肉も使わなければ、やはり機能も形も理想のものとは離れてしまいます。

よく舌を動かすこと!

これは間違いなく重要なことですので、是非実践していってください。

ではまとめです。

  • 舌は日頃の生活においてすごく重要
  • 舌小帯があると舌の動く範囲に制限が起きることがある
  • 変だなと思ったらすぐに専門機関に相談
  • 舌のいろんな運動をやってみましょう!
  • まずは超基本、よく噛むことから!!

もし不安な方は是非専門機関にご相談ください。

それでは今日はこのへんで?

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