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こささ歯科こども矯正クリニック

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NEWS

2021.07.31

赤ちゃんの歯ブラシ 前編

みなさん、こんにちは❗️

京都市北区、北山の小佐々歯科診療所の副院長の康です?‍⚕️

友人のママさんから質問をいただきました!

「赤ちゃんの歯ブラシはどうしたらいいの?」

赤ちゃんは生後半年ほどで歯が生えてきます。

初めて歯が生えてきた時は本当に嬉しいものですね?

しかし、歯が生えてきたらそこからケアもしていかないといけません?

でも、赤ちゃんのお口の中をどうやってケアしていけばいいのか?

しっかりと歯ブラシしないといけないのか?ガーゼでもいいのか?

今日はそんなテーマでお話ししたいと思います!

今回の記事は赤ちゃんのことだけではなく、なかなか歯ブラシをさせてくれないお子さんにも共通するお話しになっています!

「歯ブラシって大変だわ…」

と思っておられる方!

歯ブラシの時間がきっと楽しい時間になると思いますよ(^^)

是非最後まで読んでみてください。(今回は2回に分けてお話ししていきます)

(ここで「赤ちゃん」とは生後1歳未満の子ということにします)

赤ちゃんの時期の歯ブラシの目的

歯ブラシの目的とはなんでしょうか?

基本的には「プラーク(歯垢)をとる」ことです。

ではもう少し掘って、「プラークをとる」ことの目的は?となると

「むし歯にならないようにする」です。

そんなんわかっとるわい!という声が聞こえてきますが、ここでまた考えてみましょう!

むし歯になるメカニズムはどのようなものでしょうか?

これについてはこちらの記事を御覧ください!➔「子どものむし歯ができるメカニズム」

記事でも書いてあるように、何もないところからむし歯はできません!

むし歯菌が

  • 移ってきて、
  • 歯に住み着いて、
  • 酸を出して、
  • 歯を溶かす

ここまできてむし歯の完成です?

なので、「プラークをとりきらないとむし歯になる」ではないんですね。

赤ちゃんの時期の食生活はどのようなものでしょうか?

ママの母乳であり、歯が生え始めるとだんだん離乳食を食べ始めますよね

1歳に近づくにつれて少しずつご飯の時間のリズムもつき始めると思います。

そこで、赤ちゃんのむし歯になるリスクを考えてみましょう

もしも

・むし歯菌をたくさん持っている保護者からの口移しがあったり

・離乳食や飲み物にお砂糖が入っていたり

そうなると、これはもうしっかりとプラークをとっていかないといけません

なぜかと言うと、むし歯菌が移って、住み着いて、酸を出してしまう条件が揃ってしまうからです

しかし、

・保護者がむし歯菌の数を減らしていて、極力口移しせず

・離乳食や飲み物に砂糖などが入っていない

ということであれば、むし歯菌もうつってきづらいですし、むし歯菌から酸は出ません

つまり、むし歯にはなりにくいということです。

なので、

プラーク≠むし歯

ということですね!

なので、そのようなリスクが低い赤ちゃんに対しては、「プラーク絶対とるんじゃい!」とならなくていいんですね。(もちろんあるよりない方がいいですが^^;)

歯ブラシだけじゃなくて、それ以外のところも気をつけておけばいいのね

では、赤ちゃんの時の歯ブラシの目的とはなんでしょうか?

それは

  • 親子のコミュニケーション
  • お口を触られることに慣れさせる

だと僕は思います!

まとめ

今回は2回に分けさせていただきますので、前編のまとめです

  • 赤ちゃんの時期の歯ブラシの主たる目的はむし歯の予防ではない!
  • 赤ちゃんのむし歯を予防するなら、歯ブラシよりも砂糖と口移しに気をつける
  • 赤ちゃんの歯ブラシはコミュニケーションの時間

では後編で詳しく述べていきますね?‍♂️

後編に続く…

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