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【すごく重要】歯並びをみる4つのポイント
みなさん、こんにちは!
京都市北区、北山にあります小佐々歯科診療所の副院長の康です?⚕️
今日は多くの親御さんが抱えていらっしゃるであろうトピックに触れていきたいと思います。
こどもの歯並びについて
です!
「下の前歯の永久歯が生えてきたけど、窮屈で、みるからに並びきりそうにない…」
「この子に将来いい歯並びを残してあげたい」
「矯正は高くてできないけど、家でできるような歯並びの予防があれば知りたい!」
などなど
当院に来られる多くの親御さんは、このようにお子さんの歯並びについて不安を持っていらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げると、歯並びもむし歯や歯周病と同じく「生活習慣」によって決まってきます。
矯正を始めるかどうかを悩む前に、「なぜ歯並びが悪くなってしまったのか?」ここを考えていきましょう!
今回の記事を読んでいただければ、こどもさんの歯並びを見る目が確実に変わってきますよ!
なんで歯並びは悪くなるの?
「私が昔矯正をしていたから、この子も矯正をしないといけないと思うんですよ。」
とお子さんを心配されるお母様、すごく多いです。
確かに親子で顔のパーツは似ていますので、顔の遺伝的な要素はあります。
しかし、むし歯や歯周病が遺伝しないのと同じように「かみ合わせ」も遺伝では決定しません。
これは顎骨の成長方向や歯の位置というのは周りの環境によって決まるからです。
周りの環境とは、歯の周りにある筋肉がどのように日々使われているか、どのような位置にあって歯を支えているかということです?
例をあげると、指しゃぶりを寝ている間にずっとしている子は、指の押されているような形に歯は動いていきます?
それによって作られる歯並びは遺伝ではなく、間違いなく環境によるものです。
もし歯が窮屈に生えているような場合は、そのように「顎が小さくなる方向に何かしらの力が加わっている」と考えてその子の日常生活をみてあげてください!
(ただし、成長の過程で、顎が大きくなっていく途中の段階では、経過をみると重なりが自然にとれてくることもあります。これについてもまた後日書きますね)
すごく大事な「くちびる、舌、頬」
先程の例では歯の環境として「指」を挙げましたが、じゃあいつも歯の周りにあるものは何でしょうか?
それは、
- くちびる?
- 舌?
- 頬
です
なので、これらの力を歯は、24時間休むまもなく、常に受けています。
これらの、歯に加わる圧力によって、歯の位置は決まります。
イメージとしてはこんな感じ
プロフィト(←矯正学のすごく偉い人)は
「弱い力でも約6時間以上、力がかかり続けると歯は動く」
ということを言っています。
(引用:Contemporary Orthodontics )
なので、これら3つ(くちびる・舌・頬)がどんな位置にあって、どんな強さで歯を支え合っているか
これによって歯並びや顎骨の成長方向は決まってきます。
歯並びを予防するための4つのポイント
では良い歯並びを形づくる、くちびる・舌・頬の理想の形はどのようなものでしょうか?
これについては、これまた矯正学の偉人、アングルさんがこう述べています。
「上下の歯が接触し、上下の口唇が閉じ、舌は口蓋に位置する時、調和のとれた相互作用が成立し、鼻呼吸が確立する」
(引用:Malocclusion of the Teeth)
つまり
- 歯と歯を合わせて
- お口を閉じて
- 舌は上につけて(舌を「ポンッ」と鳴らす瞬間のところ)
- 鼻呼吸をしている
状態が良い歯並びを作る歯の「環境」と言えます。
なので、もしこの反対のように
・歯と歯は離れていて
・お口があいて
・舌は下顎についていて
・お口で呼吸している
ようであれば、良い歯並びからは離れていくでしょう!
歯並びは多因子性(多くの原因が絡み合っている)なので、原因や注意すべきものが他にもたくさんあるのですが、今日は一番ベースとなるところをお話しさせていただきました。
まずはお子さんが
- 歯と歯を合わせて
- お口を閉じて
- 舌は上につけて(舌を「ポンッ」と鳴らす瞬間のところ)
- 鼻呼吸をしている
の4つのポイントをできているか
これをチェックしてあげてください。
これは本当に大事なことです!
毎日いつもこれをしていると歯並びは確実に変わってきます!
もし「この子は本当にできているの?」と心配になられた方は是非一度当院にご相談ください?⚕️
では今日はこのへんで?
ご質問があれば気軽にコメントをください♪