かみ合わせ

歯並びは赤ちゃんから!?赤ちゃんの時からお口の状態を見ることの大切さ【哺乳編】

みなさんこんにちは!

副院長の康です👨‍⚕️

今回は赤ちゃんから歯並びを見ることの大切さをお伝えしていきます!

赤ちゃんからって…まだ歯が生えてないじゃない

「歯並びは歯だけの問題じゃないんですよ!その土台となる顎の発育が大事なんです。」

不成咬合の原因として、

・遺伝的なもの

・環境的なもの

に大別されます。

環境的なものを追求していくと、こどもの不正咬合はどんどん年齢をさかのぼっていき、

結局赤ちゃんの時の環境から予防していくことになります。

不正咬合の原因が全て赤ちゃんの時に出来上がる訳ではありませんが、

赤ちゃんの時からそのような目線を持っておき、

健全なお口の成長発育を心がけていただければ

多くのことを予防することができます。

今回はその第一弾として、「哺乳行動」についてです。

是非最後まで読んでみてください😊

哺乳行動とは!?

まず、生まれたての赤ちゃんは生きていくために栄養を取らないといけません

そこで本能として備わっているのが

「哺乳行動」

です。

咀嚼と言われるお口の機能で、まず1番初めはこの「哺乳行動」であり、

それを分解すると

  • 口唇による乳首への「吸着」
  • 母乳を搾り出す舌運動の「吸啜」
  • 母乳を飲み込む「嚥下」

となります。

この3つの運動が正しく機能することが、赤ちゃんの時は非常に重要になってきます。

まずはしっかりと乳首をくわえないといけませんし、そのためには口唇の力がしっかりないといけません

そして母乳を出すために舌がぐわんぐわん動かないといけませんので、ここでは舌の力が鍛えられます

そして、最後に飲み込む時には舌の筋肉をはじめ、多くの口腔周囲筋が作用します。

なので、しっかりと哺乳行動を行うことができれば、それだけお口の筋肉は正しく発育し、

赤ちゃんの顎の発育がいい方向に向いていきます。

なるほど、母乳を吸う時からお口の発育は関わってくるのね!

では少し、その3つを詳しく見ていきましょう!

吸着

口唇の形が、ラッパの先のように大きく外側に開いた形で

乳房をしっかりととらえ、乳輪部まで深く密着するのが正しい吸着方法です。

しっかりと密着させることで、まるで吸盤のような形になります。

ちなみにこの吸着のことを「ラッチオン」と言います。

吸啜

まだ歯が生えてない赤ちゃんの顎はどんな形かというと、

前歯に相当するところの上下の顎の間は少しの空隙ができます

哺乳時は舌が前に出て、上顎と舌で乳首を挟みます

そして口蓋にある窪み(「吸啜窩」と言います)に乳首を引き込みながら、

舌で押し付け、固定させます。

このように、乳首が口蓋にしっかりとつき、くちびると舌などによりしっかりと密閉されることが重要です。

そして舌の蠕動運動(ぜんどううんどう)という波状の動きから母乳を搾り出して喉の方に送っていきます。

嚥下

舌の蠕動運動が奥までいくと、鼻の方への通り道は閉鎖され、

母乳は喉の奥まで運ばれ、そこから嚥下が生じます。

ここで、乳児には母乳を飲みながら、鼻から息ができるという成人では不可能な機能があります。

これらのまとまった分かり易い動画があるので、是非一度ご覧ください

授乳時の姿勢

なるほど、じゃあこの哺乳行動がしっかりと行われるようにすればいいのね!…けど、それってどう気をつければいいの?

それはズバリ、姿勢です!

上記で説明したように、哺乳行動がしっかりと行われるためには、

赤ちゃんを哺乳しやすい体勢にしてあげないといけません。

私たち、大人もご飯を食べる時は、しっかりと前を向いて頭をまっすぐにするのが1番噛み易い

では、みなさん、上を向いてもぐもぐしてみて、唾を飲み込んでみてください

まっすぐに向いた状態に比べるとかなりしんどいと思います。

このように、赤ちゃんも顎が上がった状態になって授乳をしていると、

すっごくしんどい状態になり、乳首を強く吸えず、浅い吸い付きになり、ちゃんと哺乳ができません。

では、どのような体勢が1番哺乳をしやすいのか?

それは

  • 体が母親と正面で向き合う
  • 首が据わるまでは、背中と首が丸くなるように横抱きにする
  • 首が据われば、少しずつ縦抱きにしていく

このような体勢になり、しっかりとお口が大きく開いて、ラッチオンさせるようにしましょう。

そして、何より、授乳の時間というのは赤ちゃんとお母さんとの最高のコミュニケーションの時間です。

きちんと赤ちゃんをみて、微笑みかけてあげてください。

忙しいとは思いますが、スマホを見ながらとか、「ながら授乳」は避けてあげるようにお願いします。

哺乳によって歯並びにどう影響するの?

生後半年あたりまでは歯は生えてきませんので、

直接関係のないように思われがちですが、そうではありません

冒頭でも説明したように、歯並びとは顎の成長発育に大きく関係してきます。

そしてその顎の成長発育は

お口周りの筋肉(主に舌)がいかに正しく、正常に使われているか

が非常~に重要になってきます!

しっかりとして哺乳行動によって舌や咀嚼筋、頬や口唇などの口腔周囲筋をしっかりと鍛えると

顎を正しい方向に引っ張ってくれるので、健全な成長発育につながってきます。

なので、正しい歯並びは赤ちゃんの時から既に始まっているのですね!

まとめ

歯並びって小学生とかからの問題かと思っていたけど、深いわね~

原因はもっと根本的なところにあるんですね!

正しい歯並びには正しい顎の成長が必須です

そしてそのためには、正しく口腔機能を鍛えていかなければいけません!

その一番初めが「哺乳」ですね!

是非、みなさんも赤ちゃんがしっかりと舌や口腔周囲筋を使って

たくさんお乳を飲めるように

良い姿勢にしてあげて

微笑みかけて!

赤ちゃんとのコミュニケーションをとってあげてください😊

それでは今日はこのへんで!

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