「褒める」の大切さ(子どものプチ心理学)

みなさん、こんにちは❗️

京都市北区、北山の小佐々歯科診療所の副院長の康です👨‍⚕️

今回は

「褒める」の大切さ

というテーマでお話ししていきます。

子どもが頑張って治療ができて、最後までやり終える姿をみたら、本当にこっちも胸が熱くなる気持ちがあります。

それが、初めは暴れてぜんぜんできなかった子であればあるほど、当時の姿が走馬灯のようにフラッシュバックすることも…🤦‍♂️

そんな時はどれだけでも褒めてあげたくなりますよね!

よく診療の前に

「今日頑張ったらおもちゃ買ってあげるから頑張りや!」

とお母さんがおっしゃっているのもたまに聞くことがあります。

これは子どもの心理にとってはいいアプローチ方法なんですね。

なぜそれがいい方向に向かうのか。

そしてご褒美をあげる際の注意点などをお話ししていきます

是非最後まで読んでみてください(^^)

「オペラント条件付け」とは?

前回の記事で「古典的条件付け」という子どもの心理についてお話ししました。

今回はそれが発展したもので「オペラント条件付け」というものを説明します。

名前だけ読んで「うわ、なんか堅苦しくて難しそう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、極力わかりやすく話していきますね!

この基本的な原理は

「ある行動の結果はそれ自体が、その後の行動に影響を及ぼす刺激である。ある反応に続いて起こる結果は、次に同じような状態でそうした反応が、もう一度起こる確率を変化させる」

ということです。

…?

はい、まだ諦めないでください。笑

ここから詳しく解説していきます!

前回の「古典的条件付け」というのは

「レモン見ただけで(食べてもないのに)すっぱ〜っとなって唾液がでる」

というように、ある刺激が加わると、それに関連付けた反応が起こる

ということでした。

今回の「オペラント条件付け」では

その反応自体が、次の反応の刺激になる

ということです。

例えば

勉強を頑張ってテストで良い点を取った(反応)ら、みんな褒めてくれた(刺激)。嬉しかったから、次のテストでも頑張って勉強できた!(反応)

という状況はみなさんわかると思います。

これが「オペラント条件付け」です。

これは心理学者のスキナーによって提唱されたのですが、

スキナーはこれらを「次にまたやろう!と思うか思わないか」と「刺激が快なものか不快なものか」で4つに分類しています。

  1. ポジティブな強化、褒賞
  2. ネガティブな強化、逃避
  3. 無視
  4. 加罰

です。

それでは一つ一つ見ていきましょう!

①ポジティブな強化、褒賞

これは簡単ですね!

頑張って治療して、上手にできたから、たくさん褒めてもらって嬉しかった。次も褒めてもらいたいので頑張れた!

とか

テストで満点をとったので、鬼滅の刃のグッズを買ってもらった。また欲しいので次のテストも頑張れた!

など

これがポジティブな強化です!

いかにこのポジティブな強化のサイクルを作っていくかが重要です。

②ネガティブな強化、逃避

これもよく見るものですね

子どもが病院に行くのが嫌で、「嫌だ、嫌だ、嫌だー!!(バタバタバタバタ)」とごねて、お母さんが根負けし、「じゃあ今日はやめておこうか」となって病院に行くのを免れた

この場合は、「ごねた」という行動が、「嫌な場所に行かなくて済む」ということに繋がったので、子どもは高い確率で次もまたごねます😫

これがネガティブな強化です。

このサイクルは良くありません。

子どもがとる望ましい行動は強化してあげることはもちろん大事ですが、それと同時にこのネガティブな強化のように、望ましくない行動が強化されるのを防ぐことも重要です。

③無視、中断

これはある反応の後に、快適な刺激を除去することです。

例としては

「病院嫌だー」と駄々をこねる子どもに対して、「いうこと聞かない子はダメ!」と言って、その子のお気に入りのおもちゃ(快刺激)をしばらく取り上げる。

そうすることで、次にごねることを減らす。

というものです。

また、子どもは他人から「注目されるのが楽しい」という感覚があるので、

「コラー!」と怒るのも、もしかすると

「あ、今注目されている🤩」というふうに捉えているかもしれません。

なかなか言うことを聞かずにふざけてばかりいる子は、しばらく無視をしていると(「注目される」という快刺激を取り上げる)、

「これをしていても(ふざけていても)誰も構ってくれない…」というふうになって、ちゃんとできるようになる。

と言うのが「無視、中断」の正しい使い方です。

④加罰

これもわかりやすい。

ある行動を行なった後に不快な刺激を与える

と言うものですね。

子どもが良くない行動をした後にほっぺをつねる。

子どもは痛い(不快な刺激)ことが嫌なので、その後はその行動をしないようになる

など

今はあまりされなくなったかもしれませんが、これも伝統的なオペラント条件付けです。

「痛い目を見る」と言うものですね。

これは大人の方でもよくあることです。

ついついスピードを出し過ぎてしまう道路で、警察官に見つかって減点されると、次からは注意してスピードを出し過ぎないようにしようと思うでしょう

これらを活用していきましょう!

上記の4つの中で、やはり積極的に活用していきたいのは①ポジティブな強化ですね!

できた時に徹底的に褒める!驚く!笑顔で!

そうするとその場は本当にいい雰囲気になり、子どもにとっても「次も頑張りたい!」ときっと思えるはずです

そして②のネガティブな強化は極力避けるべきです。

根負けをしてしまってはいけません。

やらないことはやらないといけない。甘やかしてばかりでは、誰も得しません。

しっかりと説明し、その子が頑張れるように支援してあげる。

そしてできたらすかさず①ポジティブ!!

これがいい循環を生むことだと思います。

③無視、中断と④加罰に関しては注意が必要です。

その子にとって快適なものを取り上げてしまったり、不快な刺激を与えることは、

怒りや恐怖などに繋がってしまうことがあるからです。

もしおもちゃを取り上げることで、「なんでそんなことをするんだ。そんな人は嫌い。言うこと聞かない😤」となってしまう可能性もあります。

あくまで信頼関係の上にあってこそですね。

その信頼の基盤がなければ、逆効果につながってしまうかもしれません。

目標は①ポジティブな強化に繋げること!

③無視、④加罰で子どもが正しい方向に向かったらすかさず褒めてあげて、「あ、次はこうすればいいんだ」と思わせて、その方向に導いてあげることが大事であり、みんなハッピーです。笑

まとめ

①ポジティブの強化が重要であることはわかっていただけましたでしょうか?

ずっと①ばかりのサイクルでいければ、子ども本人にとっても私たち医師側にとっても、一番楽で気持ちがいいものです。

では、そのポジティブの強化を生みやすいのはどんな時でしょうか?

それはその子にとって簡単な処置の時です。

簡単な処置であれば、「できる➔褒める」というサイクルが作りやすいからです。

いくら褒められるからっていきなり痛いことや、すごい音がすること、怖すぎることは頑張ってもできないことがあります。

なので、極力何もない時から歯科医院に通って、簡単なお掃除からやってもらいましょう。

そして、小さなことでもできればすかさず褒める!

→嬉しくて、歯もツルツルになって気持ちいいし歯医者は自分にとっていいところと判断する

→また次に歯科医院に行く時も自発的になる

といういい循環になりやすいのです

もしこれが「歯医者には痛みが出たらいく」というふうに後手に回ってしまうと、ポジティブな強化は与えずらい。

その子にとってハードルが高いことをしなければならない状況になりやすいからです。

だから歯科は予防が大事!!

是非みなさん、歯科医院には何もない時にいきましょう!

そして予防的処置をしてもらってください!

今回は「オペラント条件付け」についてお話ししましたが、これは何も子どもだけでなく、成人の方にも適応されるものです。

なので、自分がどうされたら嬉しいか、どうされれば行動を改善しようと思えるか

を一度考えて見てください。

そして「何を言われるかよりも、誰に言われるか」が重要だと思います。

いくら正しいことでも、大っ嫌いな上司に言われるのと、すごく尊敬する恩師に言われるのとでは違いますよね。笑

なので、信頼関係の構築は基盤となるので、まずはそこができるように僕も日々気をつけています。

それではまとめです!

  • オペラント条件付けはある行動の反応自体がその次の行動に影響する
  • オペラント条件付けには4つの分類がある
  • その中でポジティブな強化は是非行なっていくべき!
  • ネガティブな強化は極力避けよう!
  • 無視、加罰をする時は注意が必要
  • まずは信頼関係の構築から!

以上となります!

少しでもお役に立てれば嬉しいです(^^)

またなにか質問があれば、お問い合わせフォーム、もしくはコメントで気軽に連絡をください!

それでは今日はこのへんで!

以上となります!

少しでもお役に立てれば嬉しいです😄

またなにか質問があれば、お問い合わせフォーム、もしくはコメントで気軽に連絡をください!

それでは今日はこのへんで😊

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