家族でむし歯菌を減らしていこう!

みなさん、こんにちは!

京都市北区、北山にあります小佐々歯科診療所の副院長の康です👨‍⚕️

こんな疑問をあるお子さんのお母様からご質問いただきました。

「この子はおじいちゃん、おばあちゃんから口移しでご飯をもらっているのよ…。むし歯は移るから口移しはしないほうがいいんでしょう?」

お子さんが歯が生えてきて、いろんなものを食べられるようになれば、こんな疑問がでてきますよね。

特におじいちゃん、おばあちゃんはお孫さんがどんどん大きくなってほしいという気持ち、そしてかわいいお孫さんの喜ぶ顔が見たい!という気持ちが人一倍強い気がします😊

そこでついつい甘いものや自分が食べたものも口移しであげちゃう!

それが目の前でされていたら、お母さんの立場からは少し気になりますよね💦

そして「口移しがダメならキスもだめなの?」

とかいろいろと疑問がでてきます。

今日はこの疑問について私なりにお答えしていきます!

むし歯菌は口移しで移る!?

結論から申し上げると、

応えは YES です。

むし歯菌(主にミュータンスレンサ球菌)は生後19〜31ヶ月で感染しやすいです。

(この時期を「感染の窓」といいます。これについてはまた記事を書きますね)

なので、この時期に菌にたくさん触れているかどうかは重要であり、口移しなどでむし歯菌は子どもさんのお口に移ってきます。

口移しはしてはいけない!?

これに関しては YES でもあり、 NO でもあります

つまり、「口移し自体が悪いわけではない」ということです。

口移しによってむし歯菌は口から口へ移ります。

しかし!

むし歯菌が移った先で住み着くかどうかが一つの問題です!

(これについてはこちらの記事もごらんください!)

もちろん歯がなければむし歯菌は住み着く土地がありません。

なので、歯が生えてくる生後半年頃までは口移しやキスなどをしても全く問題はないのです。

そして、むし歯菌が住み着きにくい環境も大事ですね。

その代表的なものが砂糖の摂取です。

子どもが甘いもの大好きで毎日たくさん摂取しているなら、歯の表面はねちゃねちゃになっている可能性が高いです

そんなところでは、むし歯菌も「なに、この土地、住みやす〜👿」と言って、大喜びで住み着いてしまいます。

なので、砂糖は極力3歳頃(感染の窓の期間が終わるまで)までは与えないことが大切です。

子どもをむし歯菌から守る方法!

これには大きく分けて2つの方法があります。

①移されたむし歯菌が住みにくい環境にする

②移るむし歯菌の量をへらす

です。

①については先述しました。

②について

ここである論文を紹介します。

予防歯科でも世界的に有名なスウェーデンのイエテボリ大学が行った実験です。

「むし歯の予防的処置(専門的クリーニングや日々の清)を受けた母親とそうではない母親の、それぞれのこども達のむし歯菌の数はどうなるのか?」

という実験です。

①こどもが3歳になるまでむし歯予防プログラムを受け、むし歯菌の数を減らした母親達

②何もしなかった母親達

この2つのグループのこどもがどれだけのむし歯菌を持っているかというものです。

結果はなんと、

②のこども達では、むし歯菌の保有率は

1歳で20%

2歳で50%

3歳で70%

一方、①のこども達は

1歳で0%

2歳で10

3歳で30

と圧倒的に①の方がむし歯菌を持つこどもの数は減ったのです!

なので、ここで言いたいことは

口移しをする方のお口の中のむし歯菌を減らすことが大事!!

ということです。

むし歯(歯周病もですが)は家族の問題です。

子どもさんの歯ブラシに注力しすぎて、ご自身の口腔ケアを怠ってはいませんか?

大事なお子さんをむし歯菌から守るためにも

まずはご自身の日頃のケアをしっかり行い、定期的な歯科医院でのクリーニングをぜひ受けてください☺️

まとめ

では今回のお話のまとめです。

口移しでむし歯菌は移るが、それより大事なことは、家族全員のお口のケアを日頃からしっかり行っておくこと!

一緒に暮らす大切な人のためを想って歯ブラシをするってなかなか素敵ですね😆

まずは今日の歯ブラシからやってみてください😌

なにかご質問あれば気軽にメッセージを送ってください

それでは今日はこのへんで😊

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